4月の山行

 例年、春の最初の山行は風不死岳にしていました。5月半ばになるとルート上の残雪は小さくなり登り易くなります。今年からは山行回数を増やすことにしました。あまり体力が衰えない期間はあと数年ほど残っていると思われます。その間にできるだけ多くの山行をしていこうと思います。「終活」という手あかのついた言い方は好みませんが、世間的にはそういうことの一環ということでしょう。

 ということで、雪融けの早いアポイ岳を今シーズンの1つめとしました。2つめは室蘭岳です。この2座は以前から「いつか行こう」と思っていたのです。「いつか」はもやは先送りできません。

 21日にアポイ岳に向かいました。日高方面の道路事情はよくなっていて無料利用できる日高道が厚賀まで伸びています。思ったよりも早く6:10登山スタートしました。道はよく整備されていて登り易いです。トラバース分岐で遠回りのルートに入ってしまったので、多分20分ぐらい余計に歩きましたが、8:20登頂しました。ピンネシリへのルートを少し先まで行ってみると北方向の視界が開けます。40分ほど山頂で過ごして、9:00から下山。今度は通常のルートを下りました。10:22下山終了。このあと、ビジターセンターを見学しました。行ったことのなかった襟裳岬へもこの機会を逃すと訪ねることはないと思って行ってみました。強風が吹いていました。

アポイ岳

アポイ岳


 26日は室蘭岳です。廃止が決まっているスキー場から登山道に繋がる小道を登っていきます。この辺りで標高が400m以上あるようですから、ピークまでの標高差は500mぐらいになります。5:30スタート。白鳥ヒュッテで登山届を記入。ここから「夏道ルート」でピークまで2.6kmの表示がありました。ルートは3つありますが、真ん中の「夏道ルート」を登りました。森の中を登るので眺望はほぼありません。森を抜けて尾根に取りつくとあっけなく直ぐに山頂となりました。6:31登頂しました。羊蹄山がよく見えます。樽前山、恵庭岳も見えました。室蘭市街の方がややガスっていて見えにくかったですが、白鳥大橋は視認できました。風力発電の風車が沢山見えました。7:11下山開始。今度は西尾根ルートを通りました。森に入る前に笹薮の尾根を降りるのでこちらのほうが眺望が利きます。距離は若干長くなりますが夏道ルートをピストンするよりもこちらを降りるほうがいいです。ウグイスが盛んに鳴いていますので、私も鳴き真似をして返します。あまりに数が多いのでほどなく鳴き真似はやめてしまましたが、室蘭岳のウグイスたちと交流できたことはよい思い出になりました。8:26下山終了。

室蘭岳1

室蘭岳 西尾根ルート