本の感想「わたしの名店~おいしい一皿に会いにいく」三浦しをん・西加奈子ほか

本の感想「わたしの名店~おいしい一皿に会いにいく」三浦しをん西加奈子ほか(ポプラ文庫)

 28人の著名人が自分のお気に入りの飲食店を紹介する食べ物エッセイ。私自身は外食することはほぼないので、行きつけのお気に入り店というのはない。このような食べ物エッセイが面白いのはいかにその人がその料理に深い入れ込みようがあるかという点だ。ずっと以前に嵐山孝三郎氏の「素人包丁記」を読んでおおいに楽しんだのがこのジャンルに興味を持ったきっかけだったのかもしれない。店舗の住所も載っているので料理を実際に味わいたい場合にも便利になっている。