5月の山行 徳舜瞥山 ホロホロ山 5月9日
徳舜瞥山とホロホロ山に登ったのはもう30年以上も前のことになります。毎年登る風不死岳からよく見えるのですが、ずっとご無沙汰していました。もう以前の記憶もすっかり薄れていたので初登頂のような気持で出かけました。4:29自宅を出ます。天気予報は問題なく晴れなのですが、山の方には低い雲がかかっています。林道への入り口がちょっと分かりにくかったのですが、ちゃんと標識が出ていました。林道もずっと舗装されていて登り坂ですがスムーズに走行できました。駐車場も舗装されていました。まだ他に車は入っていません。何となく登山口のあたりは昔の記憶がおぼろげに残っていました。5:44到着(ここまで68kmで1h15m)して装備を整えて5:55早速歩き始めました。車の温度計では1.5度でしたが風もなく寒くはありません。
薄曇りですが、ところどころ青空も見えていました。ここに5合目の表示がありました。この先は石がゴロゴロしたところを通っていきます。
6合目までは沢沿いに進みます。沢水の音が聞こえています。小さな渡渉があってそこが6合目でした。道はしっかりしていて分かり易いですが、石が多いので足元は注意が必要です。スタスタと早歩きできるところは少ないです。7合目通過は6:35でした。8合目から先には残雪を踏むところが何か所かありました。9合目近くになって木の枝に氷が付いています。霧氷なのか昨晩雪が降って凍り付いたものなのか分かりませんが、この時期にこういうものが見られるのは珍しいと思います。
登っていくにつれてだんだんと枝の氷の量が増えていきました。時々、枝から氷が落ちてきて身体にあたります。
羊蹄山も頂上だけガスの上に見えましたが、すぐにガスに巻かれて見えなくなりました。この先もう少しで山頂です。
この辺りにはで30年以上前の記憶が少しだけありました。樹木の枝に囲まれながら登った覚えがあります。山頂が近いことが分かります。
7:39登頂しました。上空は青空が見えていますが、山頂はガスに巻かれていました。これから行くホロホロ山も見えません。風もなく寒くないのでホロホロ山でガスが抜けるのを待つことにして、7:46に出発しました。山頂から少し下っていきます。ここは短いですが急坂でした。あまり視程は利きませんが、どんどん進みます。左側の視界が開けてきました。
8:19登頂しました。周辺のガスはゆっくり動いています。時々、近いところまで視界が利くようになります。
山頂でガスの動きを見ながら待機しました。行動食も取ります。山頂から白老方面へのルートもあります。東側は急傾斜の斜面の下に沼が見えていました。平坦な部分が広がっています。晴れていれば風不死岳、樽前山は近くに見えるはずですが、あいにくでした。9:25まで待ちましたが状況はあまり変わりませんでした。
徳舜瞥山が見えなかったのは残念ですが、降りながら見えるかもしれないと歩き出します。すると、程なくガスが抜けていきました。とんがった形の山容が見えてきました。
見えていた時間は短かったですが、何とか撮影することができました。9:55に再び山頂に戻り、またしばらくガス抜けを待ちました。そうしているうちに一人登山者が登ってきました。この人はその後ホロホロ山へと向かっていきました。10:24まで待ったのですが、状況はほとんど変わりません。今回はこれで下山することにしました。8合目ぐらいまで降りてきたら、羊蹄山も見えてきました。遠方の視程もよくなっています。あと30分ぐらい山頂で待機していればよかったようです。
6合目の渡渉のところで水場があってコップが用意されています。飲めそうなきれいな水ですが沢水ですから煮沸する方がいいのでしょう。手を洗ってリフレッシュしました。11:37駐車場に戻りました。車は1台増えていました。先ほど、頂上で会った人の車でしょう。今日の山行ではこの人だけにしか会いませんでした。駐車場からはガスの抜けた山頂が見えていてちょっと悔やまれました。今日は、思いがけずに氷の風景を見ることができて楽しめました。クリアな視程と眺望は次の機会に期待します。次は白老コースを試してみてもいいかもしれません。11:43駐車場を出発でこの時の車の温度計は10.5度でした。帰りには通り道にある三階滝に立ち寄りました。サクラがまだ咲いていました。
三階滝での撮影を終えて帰路につきます。自宅着は13:23でした。