2024-04-03 本の感想「ナゾの境界駅探訪」鼠入昌史 本の感想「ナゾの境界駅探訪」鼠入昌史(イカロス出版) 境界には様々な種類があって、例えば米原はJR東海とJR西日本の境界、山崎は大阪府と京都府、神戸は東海道本線と山陽本線、敦賀は直流電化と交流電化などなど。その駅と周辺についての歴史や現在の様子を丁寧に取材したルポである。NHKの人気番組だった「ブラタモリ」に似たような味わいがある。それぞれの現場と実際に訪ねて今の状況もよく分かる。歴史と地理のちょっとした勉強をしたような満足感が得られる楽しい本だ。