5月の山行「空沼岳 5月22日」

5月の山行「空沼岳 5月22日」

 昨年の10月に10年ぶりぐらいで登りましたから7カ月ぶりです。それ以前にも何度か登っていますが、夏と秋にしか行っていませんでした。この度は新緑を楽しみながらの山行を目論みます。

 

万計沼 下山時の撮影です。

足元は長靴にしました。昨年秋もそうしてみたのですが大丈夫でした。ぬかるみが多いのでその点では長靴が有用です。きつい坂がなく登山道もよく整備されているので長靴で支障なく登れます。4:13に出発しました。5:07に車止めになっているスペースの少し手前で車を停めました。この先に大きな水たまりがあってRV車なら大丈夫ですが普通車だとスタックが心配です。5:10から歩き始めて、入山届を記入して、登山開始は5:18でした。

この小屋に入山届の記入簿があります。右にある沢を渡ると登山口です。

沢を渡ると登山口の標識があります。

まずは万計沼を目指していきます。急坂はほとんどないので、高度を稼ぐというよりも水平距離の移動が大きいです。途中で青沼の表示がありますが、いつもは通り過ぎていました。今日は登山道から水面がちらっと見えたので寄ってみました。

青沼 ミズバショウが咲いていましたが花はすでに傷んでいます。

青沼は登山道から少し下っていきます。距離はすぐですがぬかるみがあるので歩行は注意が必要でした。ほどなく万計沼に着きました。6:49です。

万計沼に到着です。

標識をいれて撮影

水面は少し波立っていました。

ここで少し休憩しました。6:55再スタートしました。この先も、きつい坂はほとんどありません。ここから山頂まで3.5kmですからちょうど中間地点ぐらいです。真簾沼を通過するとその先では何か所か残雪を踏むところがありました。春山登山ならではの感触を味わいます。

真簾沼も波立っていました。

木々の葉が茂ってしまうとよく見えないのだと思いますが、山頂が見えてきました。

樹の向こうに山頂が見えます。

少しアップダウンのあるところを通過して、山頂へと近づいていきます。最後はちょっと急登があります。

山頂の標柱

8:18登頂しました。風がやや強く吹いています。上着を持参しなかったので風よけにハイマツの傍に坐って朝食を取りました。汗をかかなかったので汗冷えはないので寒さはそれほど感じませんでした。

恵庭岳の方向

雲が流れてきました。

札幌岳の方向 羊蹄山も見えます。

だれも登って来ないので山頂はずっと貸し切りでした。視程は遠方にかすみがかかっていましたが、まずまず良好でした。9:00下山開始しました。ここから万計沼に至るまで登ってきた人は2人のパーティが1つで、全部で5人いました。沼の直前で外国人と出会いました。ちょっと困ったような様子をしていました。"English?"と尋ねられたので"Yes. I speak a little."と応じました。下山してくる途中で飲料をいれるボトルを見なかったか、と尋ねられました。確かに落ちていたので、「見ました」「どのくらい遠くだったか?」「そうですね。1kmかもう少し先だったかも」「次の沼の手前かその先だったか?」「多分、沼より先だったような」というような会話をしました。彼はボトルを取り戻すために登っていきました。昨日、落としたもので昨夜は小屋に泊まったとのこと。万計沼で10:11から10:24まで小休止しました。

ここに距離を示した標識があります。

小屋は2件建っています。この赤い屋根が山頂から見えました。

新緑がきれいでした。 

この先は休みなしで下山しました。この先で2人のパーティ2組とソロの女性とすれ違いました。今日は10人と出会いました。平日ですのでだいたいこのぐらいの人数なのだと思います。11:40下山終了しました。車を停めたところには11:47に着いて11:50には車をスタートし12:48帰宅しました。走行距離は87kmで片道43.5kmです。

 今回は、初めてとなる春の空沼岳山行でした。新緑もいい具合でしたし暑くなく寒くない時期ですので楽に歩けました。ぬかるみが多いイメージが強い山なのですが、今日はそれほどでもなくて普通の登山靴でも全く大丈夫だったと思います。春霞なのか遠方までの視程は利きませんでしたが、近場の山々はよく見えましたし満足できました。ツボ足で登れるようになる雪融けがどのくらいの時期になるのか分かりません。ヤマップの活動日記を調べてみて来年はもう少し早い時期に登ってみるのもいいかもしれません。