4月の山行 「坊主山 4月15日」

4月の山行 「坊主山 4月15日」

坊主山山頂からの眺め

 昨年11月に初めて訪れた時は登山口までのアプローチで道を間違ってしまいました。1時間以上車でさまよった苦い経験があります。今回は道は分かっているので登山口まで無事にたどり着きました。林道の状況が心配でしたがぬかるみもなく大丈夫でしたが、この林道アプローチは4WDのRV車だと安心です。私の車はFFの小型車なのでこの道の運転は厳しいものでした。出発は4:48でもう明るくなっています。道路も空いていて6:17には登山口に到着しました。ここまで74kmで1h29mかかりました。駐車スペースには他に車は停まっていませんでした。先行者はいないようです。早速、長靴に履き替えて6:20に登山開始しました。

登山口

 雪がどのくらい残っているか案じていたのですが、登山口近辺には残雪はありませんでした。道はしっかりしていてササヤブこぎになるところはありません。所々、視界が開けますが遠方は春霞でしょうかぼんやりしています。登山道にはシカのフンが沢山落ちています。この辺はシカの生息数が多いのでしょう。しばらく進むと右前方のササヤブでガサガサと大きな音がしました。シカなら問題ないですがクマだと困ります。クマ鈴を鳴らしながら慎重に前進しました。「ピーッ」と鳴き声をあげて雌シカが駆け出して行きました。

所々、残雪があります。

 登るにつれて所々、残雪を踏むところがありました。雪融け水で登山道が濡れているところもありました。長靴なので問題なく歩けます。普通の登山靴でスパッツを付ければ大丈夫なぐらいの状況でした。雪の上の足跡はシカばかりで、ここ数日は入山者がいなかったようです。

小屋を通り過ぎます。もうすぐ山頂です。

 小屋を通過します。ドアを開けて中を覗いてみました。きれいに整備されています。この先にまた残雪を踏むところがありました。

小屋の向こうには遠い山々が見えます。

 遠くの山は霞んでいますが、快晴です。この辺りのササヤブもきれいに刈りこまれていました。

この先が山頂です。

山頂からの眺め

 7:10登頂しました。風もなく日差しが強いので全く寒くありませんでした。遠方の視程は利きませんが360度の展望が開けています。見下ろす斜面にはまだ残雪が所々に見えていて春山らしい風景でした。

日高山脈の方向

夕張岳の方向

夕張岳の方向 少しワイド側にズームアウト

 山頂はずっと貸し切り状態でした。霞がかからずにずっと遠くまで視程があればどの辺まで見えるのでしょうか?日高山脈は距離的には近いですが手前に別の山があるのでよく見えません。標高の高い山の山頂付近が見えるだけです。西の方は恵庭岳や樽前山あたりまでは見えるのではないかと思います。登山口から山頂までは2.5kmぐらいで標高差も300m弱ぐらいで手軽に登れる山ですが、入山者は多くないようです。昨年秋に登った時は7~8名と会いました。今日は往復ずっと誰にも会いませんでした。7:55までゆっくりと眺望を楽しんで下山開始しました。8:30登山口に到着でした。8:34には車をスタートして往路と違ったルートを通ってみました。復路の方が5km長くて79kmで、時間は1h42mかかりました。10:16帰着でした。