本の感想「あとかた」千早茜

本の感想「あとかた」千早茜(新潮社)

 連作の短編で様々な男女関係を描く。出先で90分ほどの待ち時間があって暇つぶしの目的で持参して読んだ。ちょっと落ち着かない環境で読んだこともあったせいかもしれないが、あまり面白くないというのが正直な感想だった。かと言って、自宅でゆっくりと再読するつもりにはならない。作者の作品はいくつか読んだが、自分の好みに合うかどうかの当たり外れが顕著にあるように思う。