本の感想「赦しへの四つの道」アーシュラ・K・ル・グィン(小尾芙佐 訳)

本の感想「赦しへの四つの道」アーシュラ・K・ル・グィン小尾芙佐 訳)新潮社

 4作の短編を収めている。ル・グィンの作品は「ゲド戦記」のシリーズ以外は多分1作品を読んだことがある。よく分からなかったという記憶がある。この本は2023年の新刊だが作品自体は本国で1995年に出版されている。多分分かり難そうだと予想していたが、やはりストーリーを掴めなかった。おそらくメモをしっかりと取りながら時間をかけて読めば分かるのかもしれない。普段そういう読み方をしないのでこの度も他の本を読むのと同じようにして読んだ。1作目、よく分からないまま読了、2作目も同様。ここまでで止めた。あとの2作品も同じようなことになるだろう。

 先月も途中までで止めた作品があった。「オスカー・ワオの短く凄まじい人生」ジュノ・ディアス 都甲幸治・久保尚美 訳(新潮社)で100頁ぐらいまで読んでこれは駄目だと思った。どうしてストーリーが頭に入って来ないのかよく分からない。何らかの方法で分析できるのであればその理由を解明できるのかもしれない。