6月の山行 無意根山 6月19日

6月の山行 無意根山 6月19日

 無意根山は昨年の6月登ったので1年ぶりです。薄別から登ったのはこの時が初めてでした。登山口からのルートを間違ってしまったため、ずっとコースアウトしたまま藪漕ぎで尾根までたどり着いたという失敗をしてしまいました。そこで今回は正規のコースを使うリベンジ登山を計画しました。

山頂から中岳、羊蹄山を望む

 3:41出発しました。定山渓を抜けて登山口には4:55到着しました。ここまで64kmでした。ここからゲートが空いていれば奥の駐車場まで入れますが道はやや荒れたところもあり、RV車向きです。今回は正規ルートをたどるのでゲートの手前で駐車してここから歩くことにしてみます。

ゲートは開放されています。

 5:09登山開始しました。車が通れる道なのでどんどん歩いて行けます。奥の車止めまでは2.5kmぐらいだろうかと思います。ハイペースで行けば30分ちょっとで着くかと思ったのですが、41分かかりました。

 

車止めがありここの駐車スペースまで入れます

 ここが最終的な車止めになっています。早朝なので先行者はいません。

ゲートが閉鎖されています。

 このゲートを越えてさらに登山口までやや距離があります。

ここが登山口で入山届を記入します。

 6:13に入山届を記入してここから山道が始まります。最初はうっそうとした木々の間を登っていきます。傾斜はあまりきつくなくて平坦部分も出てきます。昨日雨が降ったらしくぬかるみや濡れているところもかなりありました。泥になりやすいところには板材が渡してあるのですが、固定がしっかりしていなくてシーソーみたいにバタンバタンするところもあって注意が必要です。

大蛇が原の手前で池を越えますがアルミの橋が半分水面下に没していました。

 水たまりを渡るのにアルミのはしごがかかっていましたが、半分水没しているので慎重に渡っていきました。この先ちょっと進むとようやく藪が開けて大蛇が原に着きました。この辺りもルートはかなり泥だらけになっています。またササヤブや木の枝が伸びすぎていて刈り込みが必要だと思うところが随所にありました。

大蛇が原は少し開けた風景です

このくらい開けた湿地です。

ここからもう少し進むと北大の小屋があります。

水が得られる小屋で宿泊も可能です。

7:00に小屋を通過しました。この先は急登があり一気に高度を稼ぎます。ところどころ木製の梯子段が設置されています。藪の中から時々ようやく尾根が見えてくるようになりました。豊羽鉱山からのルートとの合流点を目指していきますが、なかなか到着しませんでした。すると、最高地点の看板が見えてきました。合流点に気付かないで通り過ぎたようです。

ここに最高地点の標識があって三角点は250m先です。

平坦な尾根を三角点まで進みます。8:22登頂しました。

山頂の標柱

 好天で視界は良好でした。羊蹄山の向こうにはニセコ山群が見えています。南側は中岳、徳舜別山、ホロホロ山もよく見えていました。札幌岳はそれと分かったように思いましたが、その向こうに位置する空沼岳は同定できず、恵庭岳、樽前山方面もよく分かりませんでした。山頂だけ小さく見えていたのだろうと思いますが同定はできませんでした。周囲は山また山の風景で無意根山は深いところに位置していると分かります。ずっと休憩なしで登ったのでここで朝食を取りゆっくりしました。山頂からもう少し南へ進むとケルンがあります。中岳方面はここからの方がよく見えます。

羊蹄山の方向

北側の方向

南側の方向に雲が重なりました。

中岳の方向

誰も登ってくる人がおらず、山頂はずっと貸し切りでした。9:15下山開始しました。10分ほど下ると若いカップルが登ってきました。ちょっと話をしたら、この人たちは車止めのところまで車で入ったとのことでした。下山の時に見たらRV車が停まっていました。小屋通過が10:22で、入山届のある宝来小屋を10:22通過で下山時刻を記入しました。車止めのゲート通過は11:18でした。やや草臥れたもののあまりペースを落とさずに歩き続けて車を停めた場所には11:54に到着しました。11:59駐車場を出発して帰路につきました。近道があるのですが、右折する交差点を通り過ぎてしまいました。ここではよく同じ間違いをしてしまいます。直ぐにUターンして近道に復帰すればよかったのですが、そのまま遠回りしてしまいました。結果的には4kmほど遠回りだったのですが、感覚的にはもっと長い距離を無駄に通った感じでした。13:30帰着しました。

 今回はミスコースしないで薄別コースを登る目的だったのでそれは達成できました。ルートはぬかるみのところが多いので長靴利用のほうがいいような気もしました。ヤマップの活動日記で調べると往復で12.8kmぐらいとなっていますが、もっと長いような感じがしました。(*再確認したらこの距離は車止めの駐車場からの距離でした。ということはこれよりも往復で6kmぐらいは余分に歩いたことになるので道理で草臥れたわけです)下りでも2h44mかかっています。宝来小屋の登山口までの林道歩きが長いので長めに感じるのかもしれません。車のアクセスですが、往路は間違わずに近道に入れますが、復路が分かり難くて遠回りしてしまいます。次にはこの間違いを克服するのが目標です。次回には昔2~3回使った豊羽鉱山からのルートで登ってみようかと思います。