10月の山行 空沼岳

10月の山行 空沼岳

 空沼岳には3~4回登ったことがありますが、最後に登ったのは10年ぐらい前のことで随分と昔のことです。登るたびにルート上のあちこちにあるぬかるみにはまって、靴はいつもドロドロになりました。そこで、この度は長靴で行こうと決めました。近所にあるワークマンでクッションの利く中敷きを購入しました。長靴で登山するのは、初めてになりますがやってみないとどんな塩梅かわかりません。まずは試してみます。

 出発は12日の5:06です。東の空は少し明るくなっています。6:00に登山口の駐車スペースに到着して、長靴を履いて6:03に出発しました。少し進むと登山名簿の記入場があります。私が最初の登山者でした。登り始めて早速ぬかるみがでてきますが、長靴なので大丈夫でした。万計沼まで何キロという表示がいくつかありましたが、何合目の表示はありません。ゆるい登りをどんどん進みます。7:25万計沼に到着。紅葉が水面に映って綺麗です。

ここから沢水が流れ出ています

紅葉の映りこみ

万計沼の表示

青空と雲も見えます

 写真撮影後7:37に万計沼を出発しました。ここがルートの中間ぐらいです。山頂まで3.5kmの表示がありました。ここからも緩い登りです。真簾沼の手前で今回一番のぬかるみがありました。長靴なので慎重に入っていったのですが、かなり深く沈みました。普通の登山靴だったら完全に泥没でした。抜け出してまもなく右手に新簾沼です。だった広い沼であまり写真向きでないのですが、8:15通過ついでに撮影しました。

広々した沼

 この先しばらく進むとようやく山頂が木々の間から見えてきます。ずっと林の中なので眺望が利くところはほとんどありません。山頂0.7kmの表示があって、札幌岳への分岐があるので注意していたのですが、見つからないまま山頂直下まで来てしまいました。最後はちょっと岩場を登ります。8:58登頂しました。まずまずの眺望です。遠くの方はガスがかかっていて羊蹄山までは見えていませんでした。山頂はずっと貸し切り状態でした。風がややありますが、ジャケットを出さなくても大丈夫なぐらいです。

印象的な雲が浮かび支笏湖が光っています

漁岳方面

恵庭岳の向こうは風不死岳

札幌の街も見えます

斜面の紅葉

札幌岳方面

 撮影後に行動食を取り、水分補給もしました。ほとんど汗をかかないで登ったので水分は少しだけで済みました。9:32下山開始しました。1kmほど下ったら、ようやく今日初めて登山者と会いました。下山中に10数名とすれ違いましたが、長靴の人は3名いました。かつてドロドロ経験をした人なのでしょう。万計沼までの途中でトレランの人が登ってきました。ぬかるみをトレラン・シューズで超えるのは難しそうです。往路ではまったぬかるみに注意していたのですが、何と、ササヤブが切ってあって迂回できるようになっていました。登る時は気付きませんでした。ところどころ黄色く色づいた木々がトンネルになっていて綺麗です。

 万計沼には10:32到着しました。一休みして、小屋も覗いてみました。札幌岳へのルートは閉鎖になっていると掲示がありました。ルート上の標識も撤去したのだと思います。募金箱があったので¥201投入しました。上空が曇って日差しがなかったので朝と違った雰囲気でした。

しっとりした色合い

 どんどん下っていきます。緩い傾斜ですがやはり登りよりは速いペースで歩くことができました。歩きやすさは登山靴には劣るにしても長靴もまずは大丈夫でした。登山名簿に下山時刻を記入11:51。近くに表示があってここは海抜367mとのこと。山頂が1251mなので884mの標高差となります。車には11:56到着しました。往復で15kmぐらいあったようです。

 往路は2時間55分で、復路は2時間24分かかりました。自宅から登山口までは44kmです。12:00に出発して12:56自宅に戻りました。

 長靴の泥を洗い落としたところ、右も左も破れているところがありました。今回水漏れはしなかったのですが、大分古いものなので買い替えの時期のようです。この山行で破れたのかどうかは分かりません。