10月の山行 樽前山

10月の山行 樽前山

 10月中旬に樽前山麓の紅葉を見ながら、風不死岳に登るのが恒例の山行です。ちょうどナナカマドの色付きがよい頃合いを見計らって行くのですが、なかなかピークに当たらないものです。そこで今年は下見をしました。昨日の夕方7合目のヒュッテから少し登山道に入ってみました。色づきがよくなっていたので翌日早朝から登山することに決めました。ですが、今回は風不死岳と樽前山との分岐から樽前山の西ピークに至るルートを取ってみることにします。このコースは通ったことがありません。

 15日5:18出発して5:59ヒュッテの駐車場に到着しました。日曜なのでこれよりも遅くなると駐車スペースがなくなります。この時刻でもヒュッテ前のスペースは6~7割埋まっていました。6:04登山開始しました。ちょうど朝日が差してくるので、撮影に忙しくなります。

朝日が樽前山を照らしています

風不死岳にも日差しが

支笏湖が見えます

青空に形のいい雲

 右手には支笏湖、左手には樽前山を見ながら登山道は風不死岳と樽前山西ピークへの分岐の方へ進んでいきます。撮影が多くて何度も立ち止まります。

手前の方にも光が差してきました

ナナカマドの色合いもよい状態

 この辺りは緩いアップダウンがありますが、基本的にはほぼ水平移動です。風不死岳がだんだん近づいてくると、登りが始まります。

もう少し先から上り坂です

地面の植物は黄色く色づきました

西ピークのルートはこちら側です

 そろそろ上り坂が近づきました。この先には岩場が少しあります。傾斜はあまりきつくありませんが、次第に高度を稼いでいきます。

分岐を過ぎました。振り返ると支笏湖が見えています

標識がありました。山頂は東ピークで、今日は西山へ

 ザレというほどではないですが、ザクザク感のある道を進みます。早く登った人はもうこちらのルートを降りてきました。

溶岩ドームと西ピーク

溶岩ドームの西側を通過

標識がありました。もうすぐ西ピークです

 あと200mとなりました。山頂には数名の先行者が見えています。東ピーク方面から登ってくる人たちも見えていました。

山頂から溶岩ドーム

西側方面ですが海岸線はもやっていました

 7:31西ピークに登頂しました。樽前山は20年以上登っていませんでした。久しぶりです。以前はなかったアンテナ(携帯電話用か?)ができていました。こちらから風不死岳を見るのもなかなかいいものです。苫小牧の市街地は靄がかかっていて、海岸沿いははっきりと見えませんでしたが、羊蹄山はくっきりと見えていました。ほとんど汗をかかずに登りましたので、水分補給は2口ぐらいお茶を飲んだだけで、行動食も小さなドーナツ一つでした。山頂は10人ぐらいが入れ替わりでした。日曜で好天ですから登山者が多い日でした。風も弱くて快適なコンディションでした。

支笏湖羊蹄山

溶岩ドームの上に白い雲

 8:00下山開始しました。登ってくる人たちが大勢いました。ゆるいアップダウンを進みながら東ピークにも立ち寄るかどうか思案しました。標識があって分岐からピークまで300mとありましたのでついでに行くことにしました。ややガラガラした石がありますがそれほど登りにくくはありません。8:32東ピークに登頂しました。こちらからの眺めは今一つです。

東ピークから見た溶岩ドーム

西ピークからの風不死岳です

東ピークから遠くに羊蹄山も見えています

 8:44下山開始しました。ここから駐車場までは1.6kmぐらいです。やや急なところもあり、階段になっているところもあります。登ってくる人も、降りる人もいて賑やかになってきました。7合目ヒュッテまではあまり時間がかかりません。9:08に到着しました。ほぼ3時間の山行になりました。好天に恵まれて、紅葉もきれいでしたし、樽前山も久しぶりでした。このルートは周回コースになっているのでピストンにはない楽しさもありました。東ピークからドームの北側を通るルートもありますが、おそらく今日のルートの方が景色もよさそうに思います。樽前山は林がないため日陰の部分がありません。夏向きではありません。毎年、風不死岳には春は北尾根から、秋は7合目ヒュッテから登っていました。樽前よりも変化があるので登り甲斐があるのですが、今日のルートは景色も楽しめますし大いに満足しました。9:15駐車場出発して10:00には帰着しました。