9月の山行 旭岳

9月の山行 旭岳

 旭岳は30年ぐらい前に登っていますが、今回は同じコースを辿りました。7日早朝3:15自宅から出発しました。高速道路を走行しているうちに、だんだんと東の空が明るくなってきました。旭川鷹栖で高速を降りる頃にはすっかり夜が明けています。ICを降りて左折するはずでしたが、道路標識の案内では右折する方がよいようでした。カーナビがないので咄嗟の判断で右折しました。旭岳温泉に向かう1160線に行き当たるまでに少し迷ってしまいました。早朝なので市内の混雑もなくなんとか1160線に入れました。途中のコンビニで行動食を購入しましたが、この店がルート上の最後の店でした。6:30にロープウェー駅に到着です。始発は6:30で乗ることができずに次の6:45発に間に合いました。乗客は10名ほどで空いていました。運賃は繁忙期の適用で往復で¥3200でした。ちょっと高い感じですがここで利用しないというわけにはいきません。山麓駅から姿見駅まで500mの標高差を稼ぎます。従って標高1600mからの歩行となります。7:03にスタートしました。この辺りは若干の低木がありますが、間もなく植生はなくなり、火山らしいガレとザレの交じったような登山道になります。

 

姿見駅からの登山道

風が強くてガスが動いています


 ほとんど同じぐらいの傾斜がずっと山頂まで続きます。途中から風が強くなってきて歩きにくくなりました。8:22登頂しました。姿見駅から3kmで標高2290mです。視界はまずまず良好ですべての方角が見えていました。山頂は広場になっていて入れ替わりしつつ数人の登山者がいましたがなにしろ風が強いので写真撮影後はみなさん早々に下山していました。私も8:46に下山開始で東側の斜面を降りて行きます。この急斜面は深いザレになっていて容易に足を取られそうになります。ズルズルと半ば滑り降りるように慎重に進みました。

山頂からの眺め

これも山頂からの眺め

山頂からの眺め

山頂からの眺め

間宮岳に向かって少し登り返しがありますがルートは分かり易く標柱もしっかり確認できました。この辺でガスがかかってきて視界が悪くなりました。

間宮岳はガスのなかでした

間宮岳は広い空き地にポツンと標柱があります。ガスの中でした。先へ進んで中岳分岐は9:48に通過しました。この先はまたガスが動いてきてだんだんと晴れてきました。右手方向をガスが動いていくので注視していたら虹がかかっているのを見つけました。

早く色づいた植物

虹が見えました

岳温泉に到着しました。10:15。ここで行動食を取り、トイレブースも使いました。足湯になっていて数人がくつろいでいました。靴を脱ぐと面倒なので手を浸して「腕湯」を楽しみました。10:40出発してほぼアップダウンのない木道を進みます。この辺りはチングルマの大お花畑です。今は枯れているのでふさふさが残っているだけでした。咲いている時期に再訪したい場所です。

岳温泉の小さな流れ

チングルマ

どこまでもチングルマ

裾合分岐を11:11通過。ロープウェー駅までは3kmを切りました。姿見の駅近くまで来ると散策の人が多くなります。最後に旭岳の山頂付近のガスが抜けるのを待って写真撮影しました。

山頂のガスが抜けるのを待って撮影

12:19に姿見駅到着しました。昼食を取って12:30のロープウェーに乗りました。近くのビジターセンターに立ち寄って、必要な資料を入手。温泉で入浴しようか迷いましたが、ほとんど汗もかかなかったので帰路につくことにしました。12:59スタートして高速を利用しないルートで16:37帰宅しました。

 往路は高速利用で距離が196km 3時間15分(コンビニ利用あり)

 復路は一般道利用で距離が191km 3時間39分(ノンストップ)

旭岳への山行は8月中にと計画していたのですが、猛暑やら天候の具合がよくなかったことで9月にずれ込んでしまいました。ガスに入ったり、強風で難儀しましたが、総じてよいコンディションでした。久しぶりの大雪メインルートでした。平日でもそれなりの数の登山者がいて普段の閑散とした山行との違いも味わいました。