7月の山行 利尻山

7月の山行 利尻山

 7月20日の早朝3:30に出発しました。稚内からのフェリーの時刻が11:10なので6時間ぐらかかっても十分に間に合うはずです。深川から留萌までは高速が無料区間で、その先は一般道ですが交通量が少なく順調に進みました。天塩から北は時折対向車が来るだけでほぼ貸し切り状態です。運転してこれほど快適だったことはかつてありません。利尻島も左手に見えてきます。8:50稚内到着しました。ここまで走行距離は341kmで思ったより近かったです。フェリーターミナルから少し離れたところに無料駐車場があるのでそちらを利用します。11:10の舟は「アマポーラ宗谷」で一番新しい船でした。

 12:50利尻島に初上陸しました。ここから北麓野営場までは徒歩4kmです。最初の信号のところで中年の女性に道を尋ねられましたが、フェリーターミナルで入手した同じ地図を見ていました。その地図が分かりにくかったのでした。結局、彼女のスマート・フォンで地図アプリを開いて確認しました。北麓野営場に行く途中にもうひとつキャンプ場があって彼女はそちらに行くとのことで、途中まで同行しました。14時過ぎには野営場到着です。装備がテント泊なので重量がありかなり草臥れました。受付をして利用料金¥520支払います。久しぶりのテント泊なので設置にも時間がかかりました。¥100でシャワーが使えるので汗を流しました。登山ルートの400m先に甘露泉水があるので下見をしました。明日はここで給水して登ります。夕食を準備して18時ぐらいにはテントで横になって休みました。

 21日は3:09から行動開始です。結局眠れない一夜でしたが、疲労感はありません。3:31野営場を出発しました。400m先の水場で冷たい湧き水を給水して始めます。ここが3合目になっています。はっきりした道をたどり最初の休憩は4:52に6合目で取りました。

朝日が昇ってきています

 登山道はずっと登りが続きますが、この辺りまではまだきつい登りではありませんでした。この辺りで後続の人に抜かれました。ベテラン風の男性でした。次は第2見晴らし台で休憩しました。5:35です。この辺りでもう一人後続の人に抜かれます。若い女性でスニーカーでスイスイ登っていきました。外国人のようです。8合目になって利尻山の山頂部が見えてきました。素晴らしい眺めです。6:14になりました。

8合目からの山容

高山植物もきれいに咲いています

 8合目で撮影タイムを取って先に進みます。この辺りからは一旦尾根歩きで傾斜がゆるくなり避難小屋を通過していきます。9合目からは登りがきつくなります。6:54に着いて休憩を取り、さらに7:20にもう一度休みました。かなり体力を消耗していますのでぺーズはがた落ちになりました。山頂には這う這うの体で到着となりました。2日間睡眠なしとカロリー摂取不足がたたりました。8:01登頂しました。

お花畑

 山頂では今日「百名山の百座め達成」の登山者が居て祝福しました。最後にこの好天に恵まれてよかったです。疲労回復のため1時間ぐらい横になって休息をとりました。その間にどんどん登山者がやってきました。

山頂直下からお花畑

 山頂からの眺めは絶景です。北側斜面の切れ落ちの鋭さは目を見張ります。高山植物も花を咲かせて見事です。

山頂の花



 

山頂の険しい地形

 

山頂の花

これも山頂の花

これも山頂の花

 名残惜しいですが、9:50に下山開始しました。朝の6時ぐらいから登ってくる人が多かったようでしばらくは多くの登りの人とすれ違いました。9合目ぐらいのところで昨日キャンプ場まで同行した女性と再会しました。短時間ですが声を掛け合って別れました。この時、私を追い抜いて下山していた男性がいて、彼女と一緒のキャンプ場で宿泊したということでした。色々な再会があるものです。体調は回復したとはいえ本調子ではありませんのでペースはゆっくり休み休みとなりました。それでも登りと違って力は少なくてすみます。3合目の甘露泉水で存分に給水してリフレッシュして13:09野営地に戻りました。時間的には思ったほどはかからなかったです。

 かなり消耗したのでフェリーターミナルまでタクシーを使おうと思って会社に電話してみると車両が出払っているとのことです。また重量装備でロード歩きはきついですが、時間はたっぷりあるのでテントを撤収して14時過ぎぐらいから歩き始めました。2.5kmぐらい進んだところでちょうどベンチがあったので休憩しました。すると、先ほど下山時に会った男性が通りかかりました。キャンプ場近くの温泉に入って来たところでした。狭い島でお互い登山ということですから再会のチャンスはよくあります。ここでしばらく楽しくお話をしました。また元気を回復してターミナルまで歩きました。

 出航は17:40ですので時間があり過ぎますが、ターミナルでずっと待ちました。復路も同じ船でした。だんだん遠くなる利尻山を見ながら稚内に向かっていきます。島影にはもやがかかって来てやがてよく見えなくなりました。船内で名古屋からきているという70歳代の女性としばらく話をしました。この先もお盆前ぐらいまで道内を周遊するということです。

 19:30稚内到着。今日のうちに帰宅することは叶わないので、行けるところまで行って道の駅で仮眠することにします。21:24まず道の駅遠別で過眠。2:05再スタート。4:23高速の砂川PAで過眠。5:15再スタート。22日6:42自宅到着となりました。ちなみに、今回の運転では燃費の最高値が出ました。638.2km÷26.2=26・09km/L