本の感想「令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法」新川帆立

本の感想「令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法」新川帆立(集英社

 近未来の日本である法律や国際条約が変わったとしたら、どんなことが起こり得るのかを描き出す6つの短編。例えば、「動物福祉」「酒税法」「南極条約」などが変わっら奇想天外な事態が出来する。こういう妄想的な物語は読んでその時退屈でなければよい。どんどん読んでいって記憶に残らなくてもいい。

 このように長い書名を付けるケースが散見されるようになったが、容認しがたい。本書の内容がよく分かるタイトルでもない。荒唐無稽のドタバタ物語だと表したいのだったとしてももっと工夫が要るだろう。