本の感想「池上彰の若い読者のためのアジア現代史①大韓民国・朝鮮民主主義人民共和国)」池上彰

本の感想「池上彰の若い読者のためのアジア現代史①大韓民国朝鮮民主主義人民共和国)」池上彰(あすなろ出版)

 若い読者のみならず分かり易いことを求める読者にとってはうってつけの本。現代史なので韓国については1895年日本が日清戦争に勝利して植民地支配下においた以降を、北朝鮮の方は1945年の日本による半島の植民地支配後を解説している。

 何がどのようにして起こったか、その時の国のリーダーの思惑はどういうことだったか、周辺国との関係はどうなっていたか、など詳細に説明されている。ごく大雑把にしか知らなかったことの背景まで分かるようになっている。

 書名が「~現代史①~」となっているので②以降の続編があるのだと思うが、おおいに期待したい。次は中国・台湾になるだろうか。