本の感想「時間をかけて考える」養老孟司

本の感想「時間をかけて考える」養老孟司毎日新聞出版

 初出は毎日新聞の書評欄2005年5月~2023年12月までのもの。新聞紙上で一度は読んだはずだがこうしてまとまったものを読むと記憶に残っているものはないものだ。3つのジャンルに分けてあり、1.意識は信用できるのかー心と身体 2.問題はヒトであるー自然と環境 3.日常から考えるー歴史と社会 となっている。養老氏の書評はいつも新聞で読むが、それがきっかけで読むことになった本があまり多くない。今度は3冊選んでみた。書評もその時々の社会の出来事を反映していることもあるので、読みながらその当時のことを思い出すこともあった。2005年以降の社会の振り返るということにもなった。